nomura@cc.kshosen.ac.jp
このページにお探しの質問が無い場合,過去の FAQものぞいて見て下さい. もしかすると,関連する内容があるかも知れません.
それでも,該当事項が無ければ,科研費メーリングリストに参加し,
そこで,質問してはいかがでしょう.
メーリングリストへの参加方法
kakenhi-macro-request@yukawa.kyoto-u.ac.jp 宛に
subscribe とだけ本文に書いたメールを送って下さい。
その際,使用している TeX の種類とバージョン, 申請種目,何を行ったときにどうなったのかなどを 具体的に書かないと,問題は解決されません.
このファイルは,主に ML に流れた内容に ついてのものです(一部私の周りでの質問も入っています). また,どの分類に入れるべきか迷ったものもあり, 必ずしも読みやすい形式にはなっていないと思います.
項目の順番を予告無く,変えることがあります(なるべく 関連あるものをまとめようとしています). なるべく,読みやすいようにしていくつもりですので,暖かく見守って下さい.
Subject: [kakenhi-macro 1119] ver 2.0 is now available
From: kakenhi-support@windy.mech.utsunomiya-u.ac.jp (kakenhi support group)
To: kakenhi-macro@yukawa.kyoto-u.ac.jp
Date: Tue, 12 Oct 1999 14:39:09 +0900 (JST)
Reply-To: kakenhi-macro@yukawa.kyoto-u.ac.jp
Mime-Version: 1.0
Content-Type: text/plain; charset=ISO-2022-JP
Precedence: bulk
X-Sequence: kakenhi-macro 1119
X-UIDL: RVWd9I/B!!~O>e9EN0e9
%%% Package Version 1999.2.0 1999.10.11
科研費の調書をTeXでつくるためのマクロパッケージ
科研費マクロ・サポートグループ一同
1999年度版科研費マクロの第2.0版です。
HEADLINE NEWS V2:
* 基盤研究AB(展開研究)の様式の一部変更に対応しました。
* 特定領域研究Aの組織表の不具合を修正しました。
* 海外共同研究者の不具合を修正しました。
HEADLINE NEWS V1:
* 本年度から、日本学術振興会の管轄となりました。
一部(特別推進研究、特定領域研究、地域連携推進研究)を除く
ほとんどの種目の管轄が本年度から日本学術振興会に移りました。
* 重複申請の報告用紙が追加されました。
* マクロの開発者・サポーター大募集! 特典有り、締め切り間近
readme.doc をご覧下さい。
readme.doc を必ずお読み下さい。
最初に kconv を呼ぶと、パッケージ全体の漢字コード変換ができます。
本パッケージは euc ですので、kconv はデフォルトで euc => sjis とします。
詳しくは readme.doc をお読み下さい。
補正、追加、その他関連情報の交換のためのメーリングリストがありますので、
ご質問等はそちらの方へお願いします。
メーリングリストへの参加方法
kakenhi-macro-request@yukawa.kyoto-u.ac.jp 宛に
subscribe とだけ本文に書いたメールを送って下さい。
マクロpackageは、以下のマスターサーバーにまず置かれます。
メーリングリストでは随時修正、改善情報が交換されます。
メーリングリストのバックナンバーは下のホームページで得られます。
関連ホームページ
日本学術振興会(JSPS)ホームページ
http://www.jsps.go.jp/
科研費マクロマスターサーバー、メーリングリストバックナンバー
http://www.yukawa.kyoto-u.ac.jp/
科研費マクロパッチリストとそれで更新されたマクロパッケージ
http://www.asl.kuee.kyoto-u.ac.jp/kaken.j.html
科研費マクロFAQ
http://www-s.eng.kshosen.ac.jp/~nomura/hobby/Kaken-FAQ.html
科研費マクロ for NIH-NET Users
http://www.nih.go.jp/~jun/tex/kakenhi/
もと併任学術調査官が提供する科学研究費ホームページ
http://www.pe.titech.ac.jp/MizumotoLab/kaken/
ファイルサーバー
anonymous ftp server : ftp.yukawa.kyoto-u.ac.jp
YITPINFO/k99mac.tar.gz tar-gzip
YITPINFO/k99mac.uu uuencoded
YITPINFO/k99mac.lzh lha
YITPINFO/k99mac.ish lha-ish
mail server : request@yukawa.kyoto-u.ac.jp 宛に
get k99mac.uu
get k99mac.ish
と本文に書いたメールを送る
----------------------------------------------------------------------
科研費マクロ・サポートグループ一同
科研費マクロメーリングリストの皆様
青木@金沢大です。これまで科研費マクロの作成、修正、配布、普及、にご協力
いただきありがとうございます。
科研費マクロはこれまで、時にいろいろな形態はとりましたが、基本的に私の方で
責任を持つ形で、作成、取りまとめ、1次配布、を行ってきました。
しかし、今年度以降、私の方で責任をとり切れない状況にあります。
一方、ネットワークの発展により、科研費マクロの作成、修正、配布は実際に多くの
サポーターの方々によって支えられてきました。
そこで、今の時点で、私は、科研費マクロの「責任者」としての任から
はずれさせていただきます。
代わって、科研費マクロのサポートグループを新たに構成していただき、
今後は、このサポートグループの責任で、できる範囲でのマクロの作成、
配布を行っていただきたいと思います。
サポートグループは、既に、何人かの方々によって発足しています。
マクロのサポートに少しでも協力していただける方は、ぜひご連絡いただきたい
と思います。
====
サポートグループへの入り口:
kakenhi-support-admin@windy.mech.utsunomiya-u.ac.jp
====
今年度から科研費の管轄のほとんどが学術振興会に移ることもあり、科研費マクロ
も大きく変えざるを得ないかも知れません。その場合、サポートグループが
どこまでできるかは全く不明です。多くの方の知恵と力が必要です。
ぜひともよろしくお願いします。
青木健一(金沢大学理学部)
======================================
詳しくは,本年度のアナウンスを御覧下さい.
また,それぞれのプラットフォーム用に 漢字コードと改行コードを変換したものが http://www.nih.go.jp/~jun/tex/kakenhi/archive/current/ に例年通り置いてあります.\YearOfToday=1999これで,申請年度は思いのまま...
% (dvishot)
%\def\うぐいす{鴬}%JIS code 3229
% (lips3)
\def\うぐいす{鶯}%JIS code 7274
\DPI=300
\HOFFSET=5mm \VOFFSET=8mmさらに,頁の偶奇でずらすなら,src.tex の 60 行目からの 次のパラメータをセットして下さい.
\oddHOFFSET=10mm \evenHOFFSET=-5mmまた,奇数頁に対してプラス,偶数頁に対してマイナスで 印刷位置をずらすなら,src.tex の 65 行目のパラメータを セットして下さい.
\doubleHOFFSET=10mm必要性はあまりないとは思いますが, 申請用紙のある頁のみをずらして印刷したい場合には, kkhgrp.mac の 129行目からの「ページ出力コマンドの設定」コマンド \OutputPages から申請種別で必要な頁を捜し出し, \HOFFSET と \VOFFSET を書き加えて下さい.
\if特定
\調書特定1頁\調書特定2頁
{\HOFFSET=3mm\VOFFSET=5mm\調書特定3頁}\調書特定4頁
\HOFFSET=-3mm\VOFFSET=8mm\調書特定5頁
\HOFFSET=0mm\VOFFSET=0mm\調書特定6頁\調書特定7頁\調書特定8頁
\調書特定概要1頁\調書特定概要2頁\組織表1頁\組織表2頁\組織表3頁
\本番用
\枠のみ
\コンマなし数字
\該当なし斜線右下がり
\色塗り帯枠なし
\PS色帯出力
\のりしろ印刷
\奇数頁丸
\研究経費該当なし斜線
\研究経費該当なしゼロ
\計区分線なし
以下のように,直接 special 命令を書き込む. ただし,自分が出力する(使用している)デバイスドライバが 解釈できるコマンドを使用する, 空白の調整等は自分で行うなどの手間が必要になります.
| hscale | x 方向の拡大率 |
| vscale | y 方向の拡大率 |
| hsize | 図の幅の指定 |
| vsize | 図の高さの指定 |
| hoffset | 水平方向のオフセット |
| voffset | 垂直方向のオフセット |
| angle | 回転 |
ただし,上記のオプションコマンドは手元にあった xdvi の実行ファイルから探したものであるため, 他のデバイスドライバでは,異なるコマンドが定義されているかも知れません.
単に,eps の図を取り込みたい場合(figure環境など使用しない), src.tex の最後の方に,以下のような行を加えてみて下さい.
% 頁出力コマンド
\makeatletter
\input{epsf.sty} or \input{epsbox.sty}
\makeatother
\OutputPages
そして,研究目的などの欄には通常のように 書き込めば図が取り込めます.
単に,eps の図を取り込みたい場合(figure環境など使用しない), src.tex の最後の方に,以下のような行を加えてみて下さい.
% 頁出力コマンド
\makeatletter
\input{graphicx.sty}
\makeatother
\OutputPages
オプションが必要な時には,以下のようにしてみて下さい.
% 頁出力コマンド
\makeatletter
\@fileswith@pti@ns{sty}[dviprt]{graphicx}[]
\makeatother
\OutputPages
私の環境では,うまく動作していないようですが...
そして,研究目的などの欄には通常のように,
\includegraphics[width=40mm]{foobar}
と書き込めば図が取り込めます.
! No room for a new \dimen .
\ch@ck ...\else \errmessage {No room for a new #3}
\fi
l.179 \newdimen\Gin@req@width
?
このまま幅の狭い図を挿入すると,余白が気になります.
そんなときには,こちらを御覧下さい.
\noindent{\Large\bf 見出しだよ}\par
\noindent{\Large\bf\U{見出しだよ}}\par
\noindent{\Large\bf\U{1\ \ 見出しだよ}}\par
\noindent{\twelvegt\bf 見出しだよ}\par
\section*{9年度\hrule}
9年度の研究目的は以下の通りである.
\section*{10年度\hrule}
10年度の研究目的は以下の通りである.
ただし,\hrule は行の端から端まで線を引いた感じになります.
さらに,見出しのみにアンダーラインを付したい場合.
\section*{\U{9年度}}
9年度の研究目的は以下の通りである.
\section*{\U{10年度}}
10年度の研究目的は以下の通りである.
\section{9年度\hrule}%横棒がいやなら\hruleを削除
9年度の研究目的は以下の通りである.
\section{10年度\hrule}%横棒がいやなら\hruleを削除
10年度の研究目的は以下の通りである.
% 頁出力コマンド
\makeatletter
\def\section{\@startsection {section}{1}{\z@}{3.5ex plus 1ex minus
.2ex}{2.3ex plus .2ex}{\noindent\Large\bf\U}}
\makeatother
\OutputPages
「研究計画・方法」などを書き込むところに存在している,
\Tenpointを有効にすると,12pt で書かれていた文字の大きさが 10pt となります.
お勧めは致しませんが,\Tenpoint の代りに \Eightpoint も使用できます.
\NoXmargin コマンドをしようすると, 文章と枠とのマージンを無くしてくれます. デフォルトで 1行あたり 3文字ほど文字数を増やせるようです.
\long\def\研究目的{%
\NoXmargin
研究目的は以下の通りである。
…
上記の \NoXmargin コマンドをしようすると, 文章と枠とのマージンが無くなるため,罫線と文字が接触して読みにくくなります.
そこで,左右のマージンを調整してみます. 罫線と文章との間はデフォルトで 5mm ありますので, 左右に 3mm ずつ広げてみましょう.
\long\def\研究目的{%
\leftskip-3mm\rightskip-3mm
研究目的は以下の通りである。
…
この変更で,1行あたり 2文字くらい増えるようです.
改行幅だけを変更してみます.
\baselineskip=2.0mm
\def\baselinestretch{0.7}
\Tenpoint
\if基盤Cor特定
{\XM=5mm\YM=5mm
\XYBP{\Xa}{\Yb}{\XW}{\YH}{\bunshostyle\研究計画・方法}
}
これは,幅 \XW-\Xa,高さ \YH-\Yb の空欄に 左右に 5mm(\XM),
上下に 5mm(\YM)の余白を空けて文章を打ち出しています.
そこで,この \XM,\YM の値を変えるか,\Xa,\Yb,\XW,\YH の
値を変更してしまいましょう.
\Xa,\Yb,\XW,\YH の値は,2280 行当りから書かれていますので,
ここを変更します.
文章中に小さな図表を書き込みたい事があるかと思います.
そんな時には,まず minipage 環境でしょうか.
しかし,体裁を整えたり,文章を構成したりする事を考えると,
面倒だったりします.
そんなときには,以下のものが役に立つようです.
ただし,私の知る範囲では LaTeX 専用になるかと思います.
ここでは,wrapfig.sty を使用してみましたが, wrapfloat.sty でも同じようにして使用できます.
% 頁出力コマンド
\makeatletter
\input{wrapfig.sty}
\makeatother
\OutputPages
そして,該当箇所に wrapfig,wraptable 環境を書き込んで下さい.
ただし,\caption コマンドは使用できませんので,
自分で書き込む事になります.
\begin{wraptable}{r}{90mm}\small\centering
{\bfseries キャプション}\\
\begin{tabular}{|c|c|c|}
a& b& c\\
\end{tabular}
\end{wraptable}
右の表に示すように...
wrapfig.sty を使用すると,以下のエラーが発生致しますが 問題無く使用できます.
! No room for a new \dimen .
\ch@ck ...\else \errmessage {No room for a new #3}
\fi
l.29 \newdimen\WF@size
?
暫定版ですが,
内山先生@慶応大学氏のところにあります.
PICT リソース付の色帯 EPS も添付してあるそうです.
大倉@京都工芸繊維大学氏作の
JDVI2Texturesを使用すれば,
Textures をプレビューア兼プリンタドライバとして使う事ができます.
ただし,以下のように kkhform.mac の一部変更が必要となります.
\special{psfile=\jobname.eps}
を全て
\special{illustration \jobname.eps}% EPS ファイル
に置き換えてください.
\special{pictfile ファイル名 scaled 0.5}% PICT ファイル
などとして PICT ファイルを取り込むことが出来ます.
もちろんカラーにも対応しています.
文章を書いている間に,いつのまにか指定した欄内に 項目が入らなくなってしまいました. よくみると,1行分くらい下にずれています.
これに関して,1998年度のFAQの
問題に対しては,新たにコードが付け加えられました.
余分な空白(いわゆる全角空白)があると,
! There is some invisible spaces in the definition of \研究目的というようなエラーメッセージが表示されるはずです.